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2006年1月14日

イラクよりの朗報:抵抗勢力分断か?

ここで手短にイラクからの朗報を述べたい。昨日のインターナショナル・ヘラルド・トリビューン(そしてニューヨーク・タイムズ)によると、イラクの抵抗組織「イスラムの軍隊」がアル・カイダとの手を切ることになった。アル・カイダはイラク国外からのアラブ人で占められており、彼らの自爆テロによって自分達の同胞が殺される事態をイラクの抵抗組織も座視できなくなった。昨年10月よりイラク人のゲリラとアル・カイダの間で戦闘が行なわれるようにまでなった。

イラク人の抵抗組織がアル・カイダと決別するようになった時期は、スンニ派が新体制での政治参加の意向を強めるに従ってアル・カイダをよそ者視するようになった時期と重なっている。イラク人の抵抗勢力でも「イスラムの軍隊」や「ムハンマドの軍隊」などは、アメリカ軍によるアル・カイダ討伐を歓迎するとまで言うようになった。

結局、アメリカに対する批判がどれほどあろうとも、何がイラクにとって最も望ましいかは明らかになるものである。一度、動き出したレジーム・チェンジへの流れは逆転できない。先の記事「アメリカのイラク開戦をめぐる賛否を振り返る」でも述べたように開戦前にはイラク攻撃に反対していた論客でも、戦後のレジーム・チェンジの邪魔をするような発言はしないものだ。ところが一部の評論家や市民団体は自らが責任を負わない立場を良いことに、少しでも占領統治でうまくゆかないことがあると一斉にネガティブ・キャンペーンを行なってテロリストを鼓舞してしまった。本当に悪いのは多国籍軍だろうか、テロリストだろうか?このように答えが明確な問題で、なぜ彼らはあのような言動を行なったのだろうか?本来ならもっと早く、事態は好転していたはずである。

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コメント

はじめまして。
TBありがとうございます。
「9条変えて、平和を維持しよう!!」ブロガーズ・リンクの管理者、灯影 楓です。

一つ先に言っておきます。自衛隊派兵に関しての記事に「派兵反対者は責任持て!」とコメントが書かれていましたが、私は自衛隊派遣に賛成です。記事にもそう書いてあったのですが、ちゃんと文章を読まれましたか??

ところで、本題ですが「日本政治での当ブログの立場」によると舎亜歴さんは結論として改憲には賛成の立場なんですよね?

もし差し支えなければ、当ブログに賛同表明していただけないでしょうか?ぜひ、ご協力お願いします。

投稿: 灯影 楓 | 2006年1月17日 22:19

もちろん、読んでいます。多くの運動家には言いたいです。テロリストの頼りは相手方の厭戦気分であると。多国籍軍駐留への反対世論を高めれば、テロリストはそれで良いわけです。しかし、その後の国家建設はどうなるのか?派兵反対運動をする人達はほとんど考えていません。

またそちらのブログ賛同メンバーとして宜しくお願いします。

投稿: 舎 亜歴 | 2006年1月20日 10:29

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