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2006年6月25日

民主党、イラクで分裂

以前、当ブログの「米国リベラル派の巻き返しなるか?:新興シンクタンクを検証という記事で、民主党が政権を獲れるかどうかを検証した。現時点でリベラル派はイラク問題で実現可能な代替案を出してはいない。メディアはブッシュ政権のイラク政策に批判的である。だが民主党はイラク撤退をめぐって意見が分裂しているので、こうした動きを味方につけることができない。

ジョン・F・ケリー上院議員はイラクの米軍は12ヶ月以内に撤退すべきだと主張している。民主党の多数派は、イラクでの作戦については微妙なバランスを考慮しなければいけないので、ケリー議員の提案には困惑している(“Kerry upsets his party with Iraq pullout plan”および“Kerry's Iraq plan troubles his party” New York Times/International Herald Tribune6月21日を参照)。 ワシントン・ポスト6月20日号のFor Democrats, a Delicate Balance on Iraq”という記事によれば、民主党は「イラクからの撤退に積極的になり過ぎても良くないが、反戦気運に燃え上がり米兵の帰還を願う支持者を引き付けておくためにもこの問題を議論せざるを得ない」状況だという。

こうした目的のために。ジャック・リード上院議員とカール・M・レビン上院議員がイラク政府と警察が自力で治安に当る能力を強化しようという案を出した。だが党内リベラル派や反戦活動家にはケリー上院議員の案を支持する声が根強い。他方で共和党はブッシュ政権の方針で団結している。

充分な注意も払わずにイラクの「泥沼化」を口にする者が多い。この問題は民主党にとっても両刃の剣である。世間一般に思われているように、民主党が現政権のイラク政策を攻撃して有利な立場にあるわけではない。党内の分裂を前に、ハリー・M・リード上院議員は「民主党はこの戦争について以下のことで党を挙げて一致団結すべきである。この戦争は余りにも長く、余りにも戦費がかかり過ぎ、余りにも多くの死傷者を出している」と述べている。またジョセフ・バイデン上院議員は、アメリカがイラク政府に対して他の宗派や民族に武力行使をするような兵士は軍から排除し、もっと多くのスンニ派を政権内の要職に登用するように働きかけるべきだと主張しているDemocrats Divided on Withdrawal Of Troops”, Washington Post、6月21

いずれにせよ、中間選挙の行方はわからない。ブッシュ政権への批判だけでは民主党の躍進にはつながらない。民主党は実現可能な代替案を示し、党の結束を固める必要がある。さもないと、中間選挙も大統領選挙も乗りきれない。

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アメリカのリーダーシップ/世界秩序」カテゴリの記事

コメント

Representative Murtha氏に注目しないと。彼は”A male Cindy Sheehan”の異名を持つ人物ですからね。民主党の象徴です!!

MikeRossTky

投稿: マイク | 2006年6月26日 23:24

Male Cindy Sheehan? こうした人物が出ると民主党はますます分裂してしまいます。ともかく、今回のようなことをやっていては、ジョン・"F"・ケリーは次の大統領候補の望みありませんね。

せっかく、誰かの名前を真似ているのに。

投稿: 舎 亜歴 | 2006年6月27日 22:22

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受信: 2006年6月26日 15:42

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