ヘズボラによる真の犠牲者
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「中東&インド」カテゴリの記事
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» 【国家の舵輪は】戦前の過ちを繰り返すな〜官僚政治の処方箋【政治家の手に】 [日々是勉強]
さて、もう一度復習です。
官僚政治の弊害は、①勝手に仕事を作って自己増殖する(●前々回の記事を参照)ことと、②国家政策で致命的な過ちを犯しても責任を取らないこと(●前回の記事参照)です。
しつこいようですが、大切なので繰り返します。我々が絶対に防がなくてはならないのは②です。なぜなら、①は完全に阻止しようと思うと膨大なコストが生じる上、財政という重石があれば多少なりとも抑制が働くの�... [続きを読む]
» イスラエルの攻撃は何をめざしているのか [ふるやの森]
今回の戦いは今月12日、ヒズボラが、イスラエル軍の兵隊2人を拉致(らち)したことがきっかけでした。イスラエルに捕(つか)まって刑務所にいる、大勢のアラブ人の仲間と、人質(ひとじち)を交換しようというのです。
イスラエルはこれを断り、レバノンに攻め入りました。ヒズボラの本部や空港に爆弾を落としたり、ミサイルを撃ち込んだりして攻撃しました。一般の市民やこども、それに外国からの旅行者も巻きぞえになり、レバノンで�... [続きを読む]
» イスラエルを非難して中共に媚びる矛盾 [もののふのこころ]
ライス国務長官の仲裁も空しく早期停戦を早々に否定し,地上戦にまで拡大しそうなイ... [続きを読む]
» 米国民68%がイスラエルに同情、ヒズボラ6% [zara's voice recorder]
米国民68%がイスラエルに同情、ヒズボラ6% アトランタ(CNN) イスラエル軍とレバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの交戦で、米国民の68%がイスラエルに同情、ヒズボラは6%だったことが最新世論調査で4日分かった。どちらにも同情しないが11%、分..... [続きを読む]



舎 亜歴さん、おはようごいます。
申し訳ありません、僕のブログはMSNの中にある為に外部からのトラックバックが効きません。
Mikeさんの所と同じようにMSNから外部へのトラックバックは効くんです・・
それと、リンクを張らせて頂いてますので、こちらのブログは定期的に見てますので
ご紹介頂いたこのエントリーも知っております。
因みに、僕はヒズボラやハマスに同情等している訳では決してありませんし
リベラル派メディアのような報道を支持するものでもありません。
(女房が何せユダヤ人ですから)
断固たる姿勢を示すことは確かに大切なことなんですが、交渉の余地を全くなくした
状態で武力行使だけを継続することはイスラエルへのネガティヴな評価が拡大してしまう・・ことを懸念している訳です。
取り急ぎご連絡まで
投稿: asean | 2006年7月28日 09:58
直接の脅威にさらされる国とそうでない国とは、意識にずれができてしまうものと言えばそれまでです。9・11からイラクでのアメリカとドイツ、フランスの対応の違いもこんなところに。
北朝鮮のミサイル危機に対して日本の危機感が目立ったのもそうです。
投稿: 舎 亜歴 | 2006年7月29日 14:06
イスラエルの公式発表では、ヒズボラなど簡単に制圧できるということですが、実際のところヒズボラを制圧するどころか、イスラエル軍は応戦で手一杯の状況です。イギリスのメディアでは、イスラエルはレバノンで負けているという見解さえあります。もちろん、イスラエルは「負ける」ことはないでしょうが「勝つ」こともないように思えます。ヒズボラのゲリラ戦に対してイスラエル軍は有効な戦術を展開できていません。また、アラブ諸国はヒズボラを支持しています。このことは大きいです。私がもしイスラエルの外務大臣ならば、戦う前に外交的にヒズボラをアラブ諸国の中で孤立させます。しかしながら、ヒズボラは孤立することなく、周辺諸国の支持を受けています。軍需物資等を外国から入手することもできるわけです。むしろ、孤立しているのはイスラエルの方です。そうした状況の中で、バクダットに駐留しているアメリカの海兵隊のように、イスラエル軍は「負ける」こともなければ「勝つ」こともない泥沼化した状況の中で、毎日兵士が死んでいくということになると思います。
これは戦争における「勝利とはなにか」という定義が、イスラエルとヒズボラでは根本的に違うためです。21世紀のテロとの戦いでは、イスラエルの時代遅れの19世紀的な戦争概念では成り立ちません。イスラエルの士官学校では、ゲバラやホーチミンや毛沢東を教えていないのだろうかと思います。「負けることはないが勝つこともない」というのは、実質的には「負けている」ということです。イスラエルは地上戦ではゲリラに勝つことできないとみえて、空からヒズボラがいると思われる地域を空爆するようですが、これはなんの効果もないことは、アメリカがイラクのファルージャでやったことを見れば明白です。逆に一般市民への殺戮は、アラブ諸国でますますヒズボラへの支持を高めることになるでしょう。仮にヒズボラを殲滅できたとしても、また新たな武装テロリズム組織が生まれるだけです。これは実質的に、イスラエルの負けを意味します。そして、中近東の本当の和平とは、「実質的には、我々はテロリズムに負けているのだ」ということをイスラエル(および、その背後にいるアメリカ)が気がつくことから始まると思います。
投稿: 真魚 | 2006年7月29日 15:42
真魚さん
>私がもしイスラエルの外務大臣ならば、戦う前に外交的にヒズボラをアラブ諸国の中で孤立させます。しかしながら、ヒズボラは孤立することなく、周辺諸国の支持を受けています。
ゲリラは孤立させるというのは、確かに基本的な戦略かつ戦術です。しかし、それまでイスラエルに対して敵対的であったアラブ諸国が外交交渉に応じるでしょうか?それができるならパレスチナ・ゲリラを相手にした際に、アラブ諸国との交渉で孤立化をはかれたはずです。
そうしている間にイスラエル兵は拉致する、ミサイル攻撃は仕掛けてくる、そんな相手です。ちなみに、ブッシュ政権が二期目に入って柔軟路線に転換したことに対して保守派の論客から不満の声が高まっています。こちらのブログ7・31の記事からWポストにリンクしてあります。イランも北朝鮮もヘズボラも、交渉の場を上手く利用して自分達の立場を強め、将来に禍根を残しかねない相手だと注意してかかる必要があります。
外交交渉を軽視しているわけではありません。差し迫った脅威への対応、そして話し合いがどこまで通じる相手かの見極めができねばなりません。
>むしろ、孤立しているのはイスラエルの方です。
元来、アメリカ以外のメディアはイスラエルに批判的です。強大なイスラエルが弱きアラブ人を虐げているというバイアスで物事を見ます。第三世界を担当する記者に従属理論をバックグラウンドにする者が多いからでしょうか?
投稿: 舎 亜歴 | 2006年8月 3日 02:34