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2009年4月21日

NATOに賞賛される日本の貢献

以前に当ブログで「NATOと太平洋諸国の戦略提携:日米同盟のグローバル化と多国間同盟への発展」という記事が掲載された。日本の左翼とナショナリスト達の批判とは裏腹に、日本が世界の信頼を得ているのはアメリカの緊密な同盟国だからである。その記事で述べたように、ヨーロッパ諸国民は世界の運営で日本のさらなる加担を期待している。

現在、アフガニスタンとパキスタンでの対テロ戦争はNATOと日本の間で最も重要な共通課題である。NATOチャンネルTVは3月31日にアフガニスタン復興に対する日本の貢献について放送した。ヨーロッパ人からこれほどまで熱い注目を浴びたアジア太平洋の国はない。

日本の安全保障についてアジア太平洋の観点からしか語られないことが多い。これは間違っている。歴史的に見て日本はヨーロッパと深いつながりがある。明治の近代化では日本はヨーロッパを教師として多くを学んだ。第一次世界大戦後の日本はヨーロッパと共に世界で指導的な役割を任じた。日本と中東の歴史的なつながりもこれに劣らず重要である。明治の近代化がトルコのケマル・アタチュルクとイランのレザ・シャーを啓発したことはあまりにもよく知られている。

強固な日米同盟は、ヨーロッパと中東の古くからの友人達との関係を強化するうえで日本にとって貴重な財産である。

ニュースの中でレポーターは日本がアフガニスタンの文化、インフラ、公衆衛生に援助を行なっていると報道している。日本の考古学者達はUNESCOと共同でバーミアンの仏像の修復に向けて研究を行なっている。仏教の専門知識は日本の強みである。日本の佐藤英夫駐アフガニスタン大使は、アフガニスタンは対テロ戦争の最前線で、日本は平和と安定の構築に向けて各国と現地住民と手を携えねばならないと述べた。日本は結核診療所を建設した。また日本の援助によってカブールの空港で新しいターミナルが建設された。佐藤大使は新しいターミナルが世界と次の時代への扉となるだろうと述べている。

アメリカ国内の党利党略にかかわらず、強固な日米同盟によって日本は自由な同盟国や友好国との関係を強化できる。古代の仏像を修復するための仏教の専門知識とった日本の強みも、もっと効果的に活用できるのである。

忘れてはならないのはドイツが国際社会の良き市民と認められたのはNATOとEUを通じてである。他方で日本は一国中心平和主義をとってきたために、ある程度は世界から孤立することになった。だからこそ、私は日本が日米同盟を通じて多国間の安全保障体制に入るべきだと主張する。ヨーロッパの同盟諸国は日本を歓迎している!

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