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2010年10月31日

尖閣諸島をめぐる日中紛争に関する新レポート

日本国際フォーラムは、10月6日に日中間の尖閣諸島紛争に関する緊急委員会を開催し、新たなレポートを刊行した。私のものp.3233)も含めて38点の投稿を基に、日中関係の第一人者達は「中国の行動をどう見るか」と「菅内閣の対応をどう考えるか」という二点から議論を行なった。リベラル派とリバータリアンの間では両国間の経済的相互依存が主張されるが、中国の「平和的台頭」は日本の安全保障に死活的な懸念材料となっている。また、この問題は天然資源と国家主権とも関わっている。

日本はアメリカどの同盟関係を強化し、アジア太平洋地域と世界規模での新しい多国間戦略を練り上げねばならない。このレポートは中国の危険な拡張にどのように対処するかを議論するうえで大いに役立つ。私の機構が掲載されたのは喜ばしい。私の友人で、自民党関係で政策研究に従事する猫研究員こと高峰康修氏も数点の論説を寄稿している。 

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コメント

貴兄の自由主義体制VS独裁体制という構図を鮮明にした論考は、炯眼に敬服するとともに、大変気に入っている1本です!

余談ながら、私の投稿が掲載されていることに、今まで気づいていませんでした。

高峰さんが主張する「日本の反転攻勢」をやったのは、海上保安官でした。政府より頼りになります。

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» 尖閣諸島 こういう解決法もなくはない。 [揶揄]
いがみ合ったり、憎しみあったりを繰り返すと言うのなら 絵 ねおん氏 島なんか消えてしまいなさい! [続きを読む]

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