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2011年12月20日

キム・ジョンイル後の北朝鮮

北朝鮮の最高指導者キム・ジョンイルは12月17日に突然死去し、三男のキム・ジョンウンが後継者となる見通しである。世界の専門家の殆どが、ジョンウンでは国家の統治にはあまりにも若く経験不足なので、権力基盤の確立に時間がかかると見ている。 

しかしブルッキングス研究所のリチャード・ブッシュ北東アジア政策研究センター所長は、「可能性が低いとは言え、ジョンウンを支える集団指導体制がキム・ジョンイル政権の失敗を見直し、真の改革に乗り出すことを頭から否定してはならない」と論評している(“Kim Jong-un’s Shaky Hold on Power in North Korea”; Daily Beast; December 19, 2011)。 さらにアメリカン・エンタープライズ研究所のマイケル・マッツァ上級研究員は、オバマ政権は北朝鮮の非核化で大きな進展を遂げるためにも、この機を逃してはならないと主張する(“President Obama’s ‘wait-and-see approach’ to North Korea?”; Enterprise Blog; December 19, 2011)。

現在、ピョンヤンのウラン濃縮計画の凍結が急務である。北朝鮮は4から8個の核爆弾を製造できるだけのプルトニウムを保有している。北朝鮮核開発の第二段階は、今週の核交渉で止めねばならない(“Exploiting Kim's death”; Chicago Tribune; December 20, 2011)。

アメリカが「背後から主導する」など言語道断で、北朝鮮の予測不能な変化に対処するためにも日本と韓国との緊密な関係の必要性はこれまでになく高まるであろう。さらに、中国がピョンヤンに決定的な影響力を行使できるという考えは改めねばならない。北朝鮮の政治過程は国際社会から見て非常に不透明で孤立しているからである。

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