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2015年10月31日

アメリカ海軍航空隊に関する補足

前回はアメリカ海軍および海兵隊の航空隊のマルチロール化について、特にヘリコプターを中心に述べた。そうしたヘリコプターは戦闘任務にも補助的任務にも使用されるが、MH60がその典型である。現在、このヘリコプターはには2つのタイプがある。一つはMH60Rロミオで、電子戦、そして対潜あるいは対艦の戦闘に従事するために最先端のレーダーとセンサーを備えている。


MH60Rロミオ


もう一つはMH60Sシエラで、捜索、救助、特殊部隊移送、その他多用途の任務に利用される。ロミオもシエラも陸軍のUH60ブラックホークの派生型で、共通の機体設計である。

マルチロール利用の他に、陸上奥深くへの迅速な兵員輸送も海兵隊の大型輸送ヘリコプターの重要な役割である。現在、海兵隊はCH53スーパー・スタリオンすなわちエコーCH53Kキング・スタリオンすなわちキロに世代交代している。これによって即応能力は高まるであろう。

固定翼機も同一機体での多用途任務に利用される。C130Jスーパー・ハーキュリーズは輸送機あるいは空中給油機として使用されているが、近接支援任務にも投入される。ヘリコプターと兵站用の航空機も、ここに記されたような多種多彩な任務に活用される。

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